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令和5年7月11日(火曜日)インド菩提樹を植えました。

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  令和5年7月11日(火曜日)インド菩提樹を植えました。 およそ仏教徒なればお釈迦様(ゴータマ・シッダールタ)を敬い憧れないものはいません。 お釈迦様は恵まれた生活から無常を感じ出家を志し多くの師を訪ねられましたが満足することは出来ず、多くの苦行を行われましたが心と体を痛めつけるだけでした。 そこで菩提樹の木の下で静かに瞑想され遂に悟りに達して仏陀となられました。 お釈迦様亡きあと御姿を表すのは恐れ多いと菩提樹や足跡(仏足石)をお釈迦様の形代としました。 それで菩提樹といえばお釈迦様そのものと言えます。 日本の多くのお寺でも菩提樹が植えられました。しかしお釈迦様が悟りを開かれた菩提樹はインド菩提樹で熱帯植物なので日本では育ちません。 そこで葉の形が似ているシナノキが菩提樹の代用として植えられました。 インド菩提樹には思い出があります。今から30年ほど前に先代住職(住職の父)がこの希少で高価なインド菩提樹の幼苗を購入し大事に育てていましたが、残念ながら冬を越せずに枯らしてしまいました。 説明書に冬は鉢に水をやらずに葉に霧吹きするだけで冬を越すと書かれていたためその通りにしていたら、小さい鉢のため水枯れで枯れてしまいました。大層残念にしていました。 今はインド菩提樹は種や挿し木で多く日本で育てられ以前より日本の環境に順応して冬が越せるようになってきました。 当方は仏教寺院ですのでお釈迦様の悟りを開かれたインド菩提樹に憧れます。ネットで見ると根を張った大株の方が冬越しがしやすいとあり、今回比較大きな株を求めて植えました。 冬越しが課題ですが西日本では大阪一心寺にインド菩提樹が露地植で屋根を越すぐらい大きくなっているそうです。 室内で0度以下に下がらなければ上部は枯れても春になれば下部から芽が出てくるとあり頑張ってみようと思います。 お釈迦様を偲び大切に育てたいと思います。