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令和5年8月26日 勝念寺の萩がJR東海「そうだ 京都、行こう。」HPで紹介されました。

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  令和5年8月26日(土曜日)勝念寺の萩がJR東海「そうだ 京都、行こう。」HPで紹介されました。今年も昨年に続いての掲載です。 HPの新着コンテンツ「初秋の京都を彩る花の名所10選」をクリック、下の方へ「勝念寺(萩)」伏見の住宅街に佇む萩の新名所と出てきます。 現住職が就任してより昔の様に多くの方が釜敷地蔵尊にお参りに来て頂きたいと念願していました。 先ずは門を潜って頂くことから始めようと思い平成16年に門から地蔵堂周辺に萩を植え始めてもう19年になります。 萩は成長が早く数年で門から目立つようになり通りすがりの人が入ってこられて御地蔵様に手を合せられるようになりました。 更に萩を挿し木や株の購入で増やして奥の方にも植えていきました。 狭い境内一面に萩だらけになりました。この様子をネットで発信して多くの方が来られるようになりました。 当初はインスタなどなく無く、写真もアマチュアカメラマンの方が写すだけでした。 来られる方は、ただ萩を見るだけの方や絵を描いたり俳句を詠んだり最初の目論見通りゆっくり静かなものでした。 今はスマホを持って多くの方が来られます。中にはマナーが問題の方もおられます。 まあ一人前の観光地になったと思うべきなのか? しかし他の方に迷惑になるようなことなら住職として何とかせねばと思います。 ペットを飼っている人たちが集まり、境内に椅子や台を並べて5~6匹のワンちゃんの撮影大会です。 一般の方や参詣者が折角来られて、これを見て帰って行かれる方もあるようです。 また檀家さんがお墓参りに来られて、犬に吠えられて怖かったと言われた方もいます。 数年前からメールや電話で指摘があり、また檀家さんからも苦情がありました。 そこで今年から「犬猫等のペットの写真撮影を禁止」にします。ワンちゃんに悪気はないですが。 勝念寺の萩は釜敷地蔵尊あっての萩です。見に来られる方はお地蔵様に手を合せて下さい。 台風7号で倒れた萩を括り直しました。やはり今年の萩の枝数は少ないです。 昨年は当たり年だったのでその反動でしょうか。咲いてみないとどんなになるか分かりませんが。 例年9月10日以降が見頃ですが、9月に入ればカメラを持って来られます。 それと9月下旬には萩を刈り取ります。10月に入れば行事が続き萩の手入れが出来ません。御理解をお願いします。 もうすでに萩の問い合わせがあり

令和5年8月24日 釜敷地蔵尊前にて地蔵盆の法要を行いました。

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  令和5年8月24日(木曜日)釜敷地蔵尊前にて地蔵盆の法要を行いました。 毎月24日は地蔵菩薩の縁日です。特に旧暦7月24日の縁日はお盆に近く「地蔵盆」と呼ばれます。 今は新暦月遅れの8月24日を地蔵盆としています。 関西ではかってこの地蔵盆は各町内で子供たちを中心に賑やかにおこなわれました。しかし今は少子高齢化で規模が縮小されたり取り止めになっています。 当寺の町内も石のお地蔵様を預かっています。他にも7体他の町内の地蔵様を預かっています。 勝念寺ではこの日早朝に住職のみで地蔵盆の法要を行いました。 以前にも書きましたが地蔵堂は土蔵造りで窓が小さく大変暑いです。10分も居ればサウナ状態です。 4月8日の「釜敷地蔵尊供養会」は堂内が狭く参詣者は外の参道に立ってもらいますが、真夏の今はそのようなことは出来ません。 日中は危険外出は避けろの状態です。それで住職一人で早朝に法要を行いました。 そもそも「釜敷地蔵尊供養会」を4月8日にしたのも真夏の暑さのためです。 本来インドではお地蔵様はその名の通り大地の神様です。大地は命を生み育てる力を蔵しています。 この命を生み育てるということを人間に当てはめるとお母さんです。そしてお母さんが一番大事なものは子供です。 それでお地蔵様は子供が大好きです。お地蔵様はお母様の心をもっています。 またお地蔵様はお釈迦様が亡くなられて次の仏様が現れるまでの無仏の間、苦しむ人たちを救う使命を持っています。 勝念寺の釜敷地蔵尊は奈良県大和郡山市の矢田寺の本尊地蔵菩薩がルーツではないかと思います。 矢田寺は今から1200年前、満米上人により地蔵菩薩が安置されて以来、地蔵信仰の中心とされてきました。 矢田地蔵縁起には満米上人が閻魔王に菩薩戒を授け、この礼として地獄を案内された時、黙々と亡者に代わって地獄の苦しみを自らの身で受ける地蔵菩薩の姿を発見します。 地蔵菩薩は、「苦しみを持つ者・苦しみを恐れる者は我に縁を結びなさい、それにはわが姿を拝み、わが名を唱えるとよい、そうすれば必ず救われるであろう」と答えました。 満米上人は矢田寺に戻ると、早速この地蔵菩薩の姿を彫らせました。この尊像が矢田寺の本尊となりました。 勝念寺の釜敷地蔵尊は地獄で釜茹でになって苦しんでいる亡者に代わって自ら苦を受ける身代り地蔵尊です。 釜敷地蔵尊の御影にも「代重苦地蔵尊」と書

令和5年8月16日 お精霊送りを行いました。

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  令和5年8月16日(水曜日)お精霊送りを行いました。 この度の台風7号の被害に遭われた方々に御見舞い申し上げます。 お盆の終わりかけの時の台風です。15日のお盆のお参り(棚経)を16日にしてもらいました。 その前にお墓のバケツなど風に飛ばされるものを片付けました。 門出八幡宮の神具や招き猫さんも取り入れました。 またインド菩提樹はこの暑さでグングン背が伸びて2mを超えました。 それで風のあまり当たらない所に避難させました。 台風の過ぎ去った後、今日16日早朝薄暗い5時前より後片付けとお精霊送りの準備です。 朝6時には御供物を持って来られます。 雨と風で前もって用意が出来ませんでした。今年は登り旗や飾りも無しです。 萩が風で倒れて参道を覆って通れません。起こすのが大変です。萩が雨で濡れて体もずぶ濡れです。 とりあえず片付けて参道を通れるようにしてシャワーを浴びてお盆のお参りです。後日萩を括り直します。 そして、お精霊送りは8月2日のお盆の法要でもお話しましたが、お盆になれば御先祖様が勝手に帰ってこられるのではなく、亡くなった方の霊(おしょらいさん)をお迎えします。 当寺ではお盆の法要で回向した経木をお仏壇に祀って、御先祖様の霊をお迎えしたとされる家もあります。 迎えるにあたってお仏壇を掃除したり、家によって精霊棚を設けることもあります。 そして「百味飲食」数多くの食べ物を御先祖様「お精霊」にお供えします。 16日にはお迎えした「お精霊」をお送りします。その送り火が「大文字の送り火」です。 盆中に「お精霊」にお供えした御供物を昔は川に流したのですが、今は寺や集会場で集めて翌日京都市美化センターが集めに来ます。 当寺では地蔵堂の前に御供物を納めてもらっています。 年々こういった行事も簡素化してきました。以前はお参りに寄せてもらうとお仏壇の前は御供物が山と積まれていましたが、今はお盆といってもお仏壇のしつらえは普段と変わらない所も増えてきました。 御供物を持って来られる方も減っています。御時世です。