令和5年8月16日 お精霊送りを行いました。
令和5年8月16日(水曜日)お精霊送りを行いました。
この度の台風7号の被害に遭われた方々に御見舞い申し上げます。
お盆の終わりかけの時の台風です。15日のお盆のお参り(棚経)を16日にしてもらいました。
その前にお墓のバケツなど風に飛ばされるものを片付けました。
門出八幡宮の神具や招き猫さんも取り入れました。
またインド菩提樹はこの暑さでグングン背が伸びて2mを超えました。
それで風のあまり当たらない所に避難させました。
台風の過ぎ去った後、今日16日早朝薄暗い5時前より後片付けとお精霊送りの準備です。
朝6時には御供物を持って来られます。
雨と風で前もって用意が出来ませんでした。今年は登り旗や飾りも無しです。
萩が風で倒れて参道を覆って通れません。起こすのが大変です。萩が雨で濡れて体もずぶ濡れです。
とりあえず片付けて参道を通れるようにしてシャワーを浴びてお盆のお参りです。後日萩を括り直します。
そして、お精霊送りは8月2日のお盆の法要でもお話しましたが、お盆になれば御先祖様が勝手に帰ってこられるのではなく、亡くなった方の霊(おしょらいさん)をお迎えします。
当寺ではお盆の法要で回向した経木をお仏壇に祀って、御先祖様の霊をお迎えしたとされる家もあります。
迎えるにあたってお仏壇を掃除したり、家によって精霊棚を設けることもあります。
そして「百味飲食」数多くの食べ物を御先祖様「お精霊」にお供えします。
16日にはお迎えした「お精霊」をお送りします。その送り火が「大文字の送り火」です。
盆中に「お精霊」にお供えした御供物を昔は川に流したのですが、今は寺や集会場で集めて翌日京都市美化センターが集めに来ます。
当寺では地蔵堂の前に御供物を納めてもらっています。
年々こういった行事も簡素化してきました。以前はお参りに寄せてもらうとお仏壇の前は御供物が山と積まれていましたが、今はお盆といってもお仏壇のしつらえは普段と変わらない所も増えてきました。
御供物を持って来られる方も減っています。御時世です。