「サムハラ」の護符



令和2年4月8日(水曜日)
釜敷地蔵尊供養会を勤めます。
10時30分より法要開始

「サムハラ」て知っていますか。



先々代住職によると第二次大戦中に、当寺では鉄砲の弾を身代りに受けて下さると「身代釜敷地蔵尊」の御札が出征兵士の家族に求められました。
そしてこの「サムハラ」の護符も「弾丸除けのお守り」として一緒に配っていたそうです。



サムハラの判子は知っていたのですが、何となく胡散臭くて無視していました。
しかし最近ネットで「サムハラ」を調べてみると研究書も出されて戦時中の「弾丸除け信仰」として面白いテーマになっているそうです。



この中、「サムハラ信仰についての研究 怪我除けから弾丸除けへの変容」渡邉 一弘著(国立歴史民俗博物館研究報告第174集2012年3月)を読んでみると、
「サムハラ信仰」は江戸時代からあったそうですが、



とくに盛んになったのが日中戦争の時で、あの仁丹の広告にも「仁丹御買上の有無を問はず敵弾除けの御守進呈」と「サムハラ」の護符が無料配布されたそうです。
戦時中の独特の雰囲気の中でこの「サムハラ」の護符が爆発的に千人針と共に多くの人たちに配られた様です。



当寺でこの「サムハラ」の護符が配られた経緯は分かりませんが、判子もゴム印ですし、正に戦時中の流れの中で急遽作られたものでしょう。
しかし歴史の一コマを現す物として大切に保存していきます。





















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