令和3年4月8日 釜敷地蔵尊供養会を行いました。

 

令和3年4月8日(木曜日)釜敷地蔵尊供養会を行いました。



コロナ感染症の影響で昨年に続き一般のお方の参詣は御遠慮頂き住職だけで行いました。





宝物の公開もありません。人を呼び込む幟旗や幕もありません。殺風景です。



それでも例年来て頂いているお方が法要の間、合掌して頂きました。有難いです。





平成24年(2012)に初めて釜敷地蔵尊供養会を行い、今年で9年目です。



何とか続けてこられましたがこの間住職の体調で一回中止をして、また今回コロナで中止になりました。



檀家様だけでなく一般のお方にも釜敷地蔵尊にお参りして頂くためにこの法要を始めました。



当寺の閻魔自作像は織田信長公より賜ると文献に載っていますが、釜敷地蔵尊は織田信長公より開山貞安上人に賜ると口で伝えているだけで文献には残っていません。



地蔵尊の足下に釜があります。地獄で釜茹でになっている亡者の代わりに自ら釜で茹でられている身代り地蔵尊です。



釜の上に乗っているお地蔵様は珍しく、管見によれば愛知県愛西市「釜地蔵寺」の地蔵尊がおられます。



釜地蔵寺のお地蔵様は珍しい鋳物(鋳鉄)の地蔵尊で、むかし継母により釜茹でにされた子供の身代わりに釜の蓋を開けると鉄のお地蔵様が茹でられていたため、継母が改心したというお話です。



当寺の釜敷地蔵尊も古文書に「獄中歩行の地蔵」と書かれており何か物語がありそうですが、二百年前の火災で本尊過去帳や古文書も焼失してしまった為なにも残されていません。



ともかく「身代り地蔵尊」すなわち「厄除・災難除けのお地蔵様」として昔より信仰を集めています。





今まさにコロナ禍です。身代り釜敷地蔵尊のお出ましを願って厄災除け、コロナ終息のお願いをする時です。














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