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令和7年8月16日 お精霊送りを行いました。

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  令和7年8月16日(土曜日)お精霊送りを行いました。 お盆は御先祖様の霊をお迎えし食事などで接待供養し、又お送りする行事です。 お迎えする期間や食事など供養の内容は地域により家により異なります。 8月16日はお精霊送りとして盆中にお供えしたお供物を納めに来られます。 当寺では地蔵堂前に納めてもらっています。 当寺の所在する伏見は旧中心部の町中と周辺の農村部とは習慣がかなり異なります。 江戸時代の伏見は京と大阪の人と物の行き交う拠点でした。 故に米・材木や薪炭などの問屋が多くありました。 当寺の江戸時代からの檀家さんはこうした商家が多いです。 お盆のお参りに古い檀家さんに寄せて頂くとお仏壇は平生とあまり変わりません。 かえって新しい檀家さんの方が野菜で馬や牛を作ったりオガラで梯子や色々なものを作ってられます。 本やネットで見られたのでしょう。 野菜で馬や牛を作るのは京都の旧市内の風習で伏見にはありません。 以前は京都と伏見は別の町でした。住職は四条河原町へ行くのを「京都へ行く」と言っています。 よくJR京都駅の北と南では習慣が違うと言っています。 また当寺の古い檀家さんでも家ごとにお盆の迎え方は異なります。 それで良いのです。家ごとに商売の内容が異なり生活のサイクルが異なります。 家に合わせて無理の無いように御先祖様を大切に御供養すれば良いのです。 さて6月下旬に種まきしたインド菩提樹ですが、かなり育ってきて葉が大きくなってきました。 大きさがかなり違います。先に芽が出ても小さいものがあるし、後から芽が出て急に大きくなったものもあります。 何が違うのか分かりません。ネットには実生すればかなり個性が出ると書かれていましたが、このことかな。 お盆が終われば一本づつに植え替えようと思います。 ただこんなに増えれば後が大変です。小さく育てて老後の盆栽いじりにしようか。

令和7年8月2日 盆施餓鬼法要を勤めました。

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  令和7年8月2日(土曜日)盆施餓鬼法要を勤めました。 この猛暑で仏花や盛物が持ちません。 本堂はコンクリート造りで日中はサウナ状態で夜になっても室温が下がりません。 やむ負えず前日からクーラーがつけっぱなしです。 盛物も以前は果物や施餓鬼檀はカボチャや薩摩芋を供えていましたが、今は果物はゼリーでワカメやシイタケの干物です。 この気候で従来のやり方が変わってきます・ 法要のあとは、釜蓋朔日(かまぶたついたち)という言葉があります。 正月16日とお盆の7月16日は閻魔の斎日とされ、地獄の釜の蓋も一年に二度は開いて地獄の鬼も仕事が休みとされます。 冥土から御先祖様の霊が帰ってくる日とされます。 また当地方ではお盆の法要と施餓鬼法要を併修します。 施餓鬼とは餓鬼に施しをすることです。 この様にいうと御先祖様が地獄道や餓鬼道におられる様に思われます。 しかしそうではなく地獄道や餓鬼道に落ちた人を法要によって救うことで、その功徳を極楽の御先祖様に回し向ける(回向)することです。 この様なお話をしました。 境内ではインド菩提樹がこの暑さでますます元気に葉を茂らしています。 どんどん枝を切っています。特に鉢植えのものは小さくこんもりとなるように盆栽仕立てに刈っています。 ハギは順調に枝を伸ばしていますが、秋の花付が心配です。去年も枝は茂ったのですが暑さで花付は悪かったです。 赤花芙蓉が良く咲いています。これは暑さには大丈夫です。 ただ水やりが遅れると葉が萎れます。毎日水やりに追われます。