令和3年10月31日十夜会法要を勤めました。

 令和3年10月31日(日曜日)十夜会法要を勤めました。



朝から生憎の雨、しかし檀家さんが帰られる頃には晴れ間が出ていました。





十夜会法要は十日十夜念仏とも言われるように、念仏を中心とした法要です。



『無量寿経』に「娑婆世界で十日十夜の間、善行を修めることは、仏の世界で千年にわたって善行に励むよりもすぐれている」



極楽では煩悩など妨げるものが無く功徳が積めるのに対して、我々のいる娑婆では善いことを行おうとしても煩悩に縛られ中々出来ない。



称名念仏という簡単な行であっても続けるのは難しい。せめて日時を定めてもっぱら称名念仏行に励む別時念仏会という形で行う法要です。



当寺では例年双盤を打って百万遍念仏を称え数珠繰りを行っていますが、今年はコロナで接触感染を防ぐため数珠繰りを中止しました。





法要が終わってから、当寺十四世諦誉義禅上人の兄弟子 専念寺第十八世 法誉隆常上人より授かった「元祖法然上人像」についてお話ししました。



今年この像に付属する「元祖大師霊像縁起」が解読され詳細がわかりました。





それに依るとこの像はおよそ三百数十年前大阪谷町願生寺の超誉益雄上人の念持仏で血縁者の法誉隆常上人が相続し文政九年(1826)に勝念寺に授けられました。



それに先立ち「華頂山主大僧正」(知恩院六十五世迎誉貞厳大僧正)に御像の開眼をお願いし、「門主大王」(知恩院宮門跡六世尊超法親王)に御高覧頂き御回願給わりました。



この法然上人像が大変貴重な像であることが縁起を解読されて初めてわかりました。



詳しくは当寺HP「元祖法然上人像」を御覧下さい。



境内は萩が刈り取られカエルの庭になっています。





所々でツワブキが咲いています。












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