令和5年11月5日  インド菩提樹の冬越しの準備をしました。

 令和5年11月5日(日曜日)インド菩提樹の冬越しの準備をしました。



伸びた枝を切って本堂に取り込みました。庫裡は築200年以上で隙間風が吹いて暖房の無い部屋は外気と同じ温度です。

本堂は築45年の鉄筋コンクリートですが隙間風も無く比較的暖かいです。




当初本堂に植木を持ち込むのには抵抗あったのですが、お釈迦様の悟りを開かれた有難い菩提樹なのでまあ良いかと考えました。

檀家さんに怒られないようにお釈迦様の人形を置いています。






インドやスリランカ、東南アジアの仏教国では菩提樹は切るのもはばかられる神聖な木として尊ばれています。

仏像が造られる前は菩提樹が礼拝の対象になったそうです。日本の御神木のようなものでしょうか。

夏の異常高温ですくすく成長し室内に取り込むには大き過ぎます。

やむ負えず切りました。切った枝は葉を落として水に漬けています。



挿し木で冬を越すより、根無しで水に漬けたままの方が冬を超し易いというネットの記事を見つけました。

それでその通りにしています。無事に冬が越せたら植木鉢に挿し木する予定です。



インド菩提樹の育て方は分らないので、ネットで育てている方のブログとか見て参考にしています。



もう一つ詳しい冬越しの記事が見つかっていないので手探りの状態です。

もっと寒くなって氷が張るようになれば鉢や木に梱包材のプチプチを巻こうと思います。



分らないのが水やりです。冬は水やりを控えるようにと書かれていますが、どの程度控えるのか分かりません。



サボテンなら完全断水という方法もあるそうですが、樹木なのでそこまですれば干からびて枯れてしまうと思います。

先代住職は完全断水でインド菩提樹を枯らしました。



水をやるとしても鉢底から水が流れるくらいまでやるのか、軽く湿るくらいやるのか分かりません。

土の表面だけ湿って根の部分がカラカラということもあります。難しいです。



ネットで見ると地植えされている所もあるようです。

九州や太平洋側の温暖な地域は大丈夫でも京都は微妙です。底冷えがします。

7月にポット苗を地植えしています。根が張っていれば冬に地上部が枯れても温かくなれば地際から芽を出すとネットに書かれています。



もっと寒くなればプチプチで巻いておこうと思います。

無事冬を超せれば本堂の鉢も地植えする予定です。植える場所も決めています。



ともかく何もかも初体験でどうなるか分かりません。



子供の頃、先々代住職からお釈迦様のことをよく聞かされました。

お釈迦様のことを親戚の叔父さんの様に身近に感じていました。




このインド菩提樹をお釈迦様を身近に感じる木として大切に育てていきます。






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