令和8年2月3日(火曜日)勝念寺の鬼

 令和8年2月3日(火曜日)勝念寺の鬼



今日は節分で各神社やお寺では節分祭や追儺式が行われます。

当寺では地蔵堂の鬼に節分の豆をお供えしました。




地蔵堂の本尊は釜敷地蔵尊です。地獄で釜茹での責めに苦しむ亡者の身代わりにお地蔵様が釜で茹でられている。




地獄で苦しんでいる人の苦を取って幸せへと導いて下さるのが釜敷地蔵尊です。正に地獄に仏です。




地獄の裁判官は閻魔様です。閻魔様の本地仏はお地蔵様です。



即ち怖い顔の閻魔様は仏の心を持っているということです。




当寺には織田信長公より賜った閻魔法王自作霊像が伝わります。



慈心坊尊恵という僧が閻魔王の本当の姿を彫って欲しいと懇請したところ閻魔王は自らの姿を慈悲の相に彫りました。



普通の閻魔様は怖い顔をされていますが勝念寺の閻魔様はお地蔵様のような優しい顔をされています。



閻魔王は仏の心で亡者が生前に犯した罪を裁いているということです。


地獄の鬼はこの閻魔様の手伝いをしています。



いわば閻魔の庁の公務員です。仏様の手伝いをしているわけです。




決して弱いものいじめして喜んでいる悪い鬼ではありません。




元は邪悪な鬼が仏の教えで改心して仏の手伝いをするということです。




浄土宗総本山知恩院の追儺式では地獄の鬼をも仏の教えで救われるとして、「福は内!」「ごもっとも!ごもっとも!」とのかけ声で「鬼は外」は言わないそうです。




勝念寺では地蔵堂は地獄を現し、本堂は西方浄土の教主阿弥陀如来がおわす極楽世界を現わしています。




共にその場所に応じた仏様がお祀りされています。



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