令和4年3月22日 彼岸会法要を執り行いました。

 

令和4年3月22日(火曜日)彼岸会法要を執り行いました。





今日は朝から生憎の雨、肌寒いお天気でお参りが少ないです。さらに檀家様が高齢化し今まで元気で来られていたお方が御歳でお参りに来れないという方が増えてきました。寂しいです。





さて法要の後は現在工事中の鎮守社について報告しました。詳しいことは完成してから鎮守社門出八幡宮のことをお話する予定です。





次に日想観についてお話ししました。





夕日を見て西方極楽浄土に思いを凝らすこと、寝ても覚めても、心から極楽浄土が消えることがないようにするのが、日想観です。





京都では真如堂のある吉田山(神楽岡)は夕日の名所として知られ、夕日を観て極楽を望む寺、極楽寺と名乗る寺は多いが、ここが正真正銘の極楽の霊地として真正極楽寺と名づけられました。





宗祖法然上人も此処の「紫雲石」に座り、夕陽を眺めながら「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えられ、その跡は大本山金戒光明寺が建っています。



大阪では四天王寺の西の門(極楽の門)が極楽への入り口として信仰されていました。



昔は四天王寺のすぐ下まで海が迫り、その西門は大阪湾にしずむ夕日を観て日想観を修する場所として知られていました。



この西門の外に大きな石の鳥居があり扁額には「釈迦如来転法輪処当極楽土東門中心」(此処が釈迦如来が説法する処で、まさに極楽の真東門である)と書かれています。





宗祖法然上人はここに参詣しお念仏を唱えて日想観を修せられました。その跡は法然上人二十五霊場の一つ一心寺になっています。


お彼岸は太陽が真東から昇り、真西に沈みます。その沈む夕日の向こう側に亡き御先祖様の居られる西方極楽浄土があります。



夕日を見て御先祖様を思い、感謝の気持ちでお寺参りやお墓参りをします。








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