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令和6年9月14日 萩が咲き始めました「萩振る舞い」を始めます。

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  令和6年9月14日(土曜日) 萩が咲き始めました「萩振る舞い」を始めます。 「萩振る舞い」は午前8時より午後4時までです。 早朝より8時まで、又は午後3時以降に水やりをします。 ご注意;「萩振る舞い」は「ペットの撮影禁止」になりました。 各方面から苦情があり、止むを得ず「ペット禁止」にします。 御理解ください。 始めますと言っても門から見れば緑一色です。 「何や全然咲いてへんやんけ!」というお叱りの言葉を覚悟しています。 しかし昨日朝水やりをしている時は此れはまだやなと思いました。 しかし夕方門を閉める時、「咲き始めてるやん!」 慌ててポスターを作ったり旗を立てたり「萩振る舞い」の準備です。 それまでに電話やメールでいつ咲きますかのお問合せです。 分かりません。素人に桜の様に萩の開花予報は出来ません。 何を思ってか萩は突然咲き出します。 以前は赤花萩が咲いてから公開していたのですが温暖化で咲くのが遅くなりました。 奥の深山萩は早咲きです。彼岸花や赤花芙蓉など咲いています。 今までは10日~13日頃に「萩振る舞い」を始めるのですが、去年は16日の公開で、それでもチラホラ咲きの状態でした。 温暖化で1週間ほど遅れているのでしょうか。 当寺では10月の第一週の土・日に宝物の公開を行っています。 それで参道に茂っていると通行の邪魔になるので刈り取っています。 しかし来年の宝物公開を遅らそうかと考えています。 でもあまり遅らすと勝念寺の年中行事の「十夜法要」が10月の末にあります。 また土日は檀家さんの法事が寺であります。 いつ迄も萩にかかっていられません。萩の刈取りは高齢者の住職には重労働です。 副住職と二人で行っていますが中々大変です。 もうそろそろやり方を考えなければなりません。

令和6年9月11日  令和六年度 秋の宝物公開をします。(多羅菩薩の謎)

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  令和6年9月11日(水曜日)令和六年度 秋の宝物公開をします。(多羅菩薩の謎) 本年10月5日(土曜日)~6日(日曜日)共に午前10時より午後3時まで 織田信長公より賜わる閻魔法王自作霊像及びチベット仏教の緑多羅菩薩(多羅観音)その他の宝物を公開します。 宝物公開で一番の人気は緑多羅菩薩(多羅観音)です。 多羅菩薩は女性の身体と心を持ったままで成仏するという誓願を発し、これを実現した女性尊とされます。 従って多くの多羅菩薩像は豊かな胸で表現されます。 それが当寺の多羅菩薩(多羅観音)の胸は小さいです。長年疑問に思っていました。 今年4月8日に釜敷地蔵尊供養会の時、チベット仏教に詳しい方が来られて、この疑問を言ったところ、これはツォンカパの宗教改革の影響ではないかと御教示頂きました。 チベット仏教はインド後期密教の流れを汲む教えが実践されています。 後期密教では「性秘儀(性的ヨーガ)」が行われており、これは性行為を伴う儀式によって解脱や救済を求めるものです。 これが民衆から僧の堕落と受け止められチベット仏教の信頼が損なわれました。 15世紀初めにチベット仏教の偉大な改革者ツォンカパ大師(1357ー1419)が現れ、性秘儀を禁止し大乗仏教の顕教を先ず習得した後に密教を学ぶ。また戒律を厳格にするなど大改革を行いました。 この影響で仏像なども殊更に性的特徴を強調することを避けました。 当寺の多羅菩薩の胸が小さいのもこの影響だろうということでした。 関西大学大学院の索南卓瑪先生が論文「東アジア仏教における多羅信仰と文化交渉」(186P)で勝念寺の多羅菩薩像を元代から明代初期の造像であるとされましたが、その時代はまさにツォンカパ大師(1357ー1419)が活躍された時代です。 索南卓瑪先生が当寺の多羅菩薩と比較された「図 72 元末明初 銅金鍍金緑多羅」の写真の像も胸が小さいというか無いです。 当寺の緑多羅菩薩像(多羅観音)はチベット仏教最大の学僧の影響を受けていた像だったと思われます。

令和6年9月9日  の萩の様子

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 令和6年9月9日(月曜日)の萩の様子 9月に入って朝方は涼しくなりましたが日中陽が差すと真夏の気温です。 今年の萩は順調に枝を伸ばしています。 株によっては枝を垂らして風が吹けば箒の様に参道を掃いています。 株はのびのび成長していますが萩の数が少ないです。 7月の投稿にも書きましたが萩の植替えを怠っています。 2021年から境内の整備工事を行い以後萩の更新を行っていません。 萩は嫌地などおこして寿命が短く早ければ数年で消えます。 それで毎年、春になって新芽を出さない株を挿し木などした新しい株に植え替えします。 それをここ数年怠っています。来年春には新しい株を補充したいと思います。 当寺の萩は6月ごろに咲いて夏に休んで9月に一斉に咲きます。 しかし今年の6月はあまり花が咲いているのを見ませんでした。 6月中頃の関西地方の気温は30度から高い時で35度までありました。 真夏の気温です。この高温で咲かなかったのでしょうか。 基本的に萩は雑草の様に丈夫ですが異常気象には勝てないみたいです。 もう花の蕾が上がっています。一部咲いている株もあります。 昨年は一番遅い16日に「萩振る舞い」を始めました。 それでもまだ花はチラホラ咲きでした。 例年、咲くときは突然一斉に咲き出します。慌てて「萩振る舞い」のお知らせをSNSに投稿します。 この先一週間はまだ気温は35度前後です。 涼しくなると咲くのですが、まだ夏と思って開花を足踏みして待っているのでしょうか。 もうカメラを持って写真を撮りに来られています。 蕾はまだ固いです。咲くのはまだ少し先のようです。