令和6年3月4日 令和六年 釜敷地蔵尊供養会を行います(2)
令和6年3月4日(月曜日)令和六年 釜敷地蔵尊供養会を行います(2)
令和6年4月8日(月曜日)午前10時~午後3時
午前10時30分に法要開始
宗派を問わずどなたでもお詣り下さい。
釜敷地蔵尊を供養して御札を配る(有料)、簡素な法要です。
4月8日は「花まつり」につき甘茶接待します。
勝念寺の身代釜敷地蔵尊は煮えたぎった釜の上に立っておられます。
地獄で釜茹でにされている亡者の身代わりになってお地蔵様が釜で茹でられ、人々を苦しみから救っておられます。
この地蔵信仰の発祥は奈良のあじさい寺で知られる矢田寺(金剛山寺)に祀られている矢田地蔵です。
矢田地蔵縁起には閻魔王の招きにより冥府に赴いた矢田寺の満米上人は王に菩薩戒を授けました。
閻魔王はこの礼として満米上人を地獄へと案内しました。
満米上人はこの時、亡者に代わって地獄の苦しみを自ら受ける地蔵菩薩を発見します。
地蔵菩薩は「苦しみを持つ者は我に縁を結べ、それには我が姿を拝め」とお答えになりました。
満米上人は矢田寺に戻るとこのお地蔵様の姿を彫らせ矢田寺の本尊に据えました。これが矢田地蔵尊です。むろん伝説ですが今からおよそ1200年前 弘仁年間のお話しです。
地蔵信仰は平安時代に盛んになり、その基本形はお地蔵様が人々の苦しみの身代りとなって救って下さる身代り地蔵です。
勝念寺の身代釜敷地蔵尊も矢田地蔵尊の系統を引き継いだ、地獄で釜茹での責めに苦しむ人の身代わりとなって救う身代地蔵尊です。
鎌倉時代の作で織田信長公より賜わると伝えられ、およそ四百年前より勝念寺でお祀りし、厄除け、災難除け、病除けの仏様として信仰されてきました。
来る4月8日にはこの釜敷地蔵尊の法要を行います。どうぞお詣り下さいませ。