令和7年10月26日(日曜日) 十夜会法要を勤めました

 令和7年10月26日(日曜日) 十夜会法要を勤めました。



今日は生憎の雨模様、出にくいところをお参りに来て頂けました。感謝しています。




10月下旬になりやっと朝夕寒いくらいになりました。



この夏は猛暑の為に暑さに強い筈のナスビなど夏野菜も高温の被害を受けました。



当寺では十夜法要では双盤を打ち、百万遍念仏を称えます。




この時、祝聖文「天下和順 日月清明 風雨以時 災厲不起 国豊民安・・・」(天下は太平であり、日と月は清らかに明るく照らし、風と雨も時に応じ、災害と疫病も起きず、国は豊かに人々は安らかに過ごし・・・)を称えます。



地球の温暖化も人間が便利なように楽なようにと追求してきた結果でしょうが、我々にはどうすることも出来ません。



科学も医学も発達していなかった昔は災難や疫病は只神仏にお祈りするしか方法がありませんでした。



本来なら十夜法要では数珠繰りをするのですが、コロナ以降接触感染の恐れのため行っていません。



今年もコロナが流行っているそうです。もうコロナは5類になり気にされる方は少ないですが、お年寄りや病人がおられる方は気にされます。そのため今年も数珠繰りは中止しました。




京都 八坂神社は古来仏教の神様牛頭天王を祀り、疫病退散を祈って来ました。

八坂神社の祭り祇園祭は疫病を鎮めるための祭です。



それが新型コロナ禍で規模を縮小して執り行い「何のための祇園祭、何のための八坂神社か?」という声が上がりました。



そこで祇園祭を疫病に対抗できるような神仏習合の本来の姿に戻したいと比叡山延暦寺と合同で神仏習合の儀式「八坂礼拝講」を行い、国家安寧と疫病退散を祈りかつて「祇園感神院」と呼ばれていた時代のように「神を感じる」祇園祭の形に戻そうとされています。



当寺でもコロナ禍の時、釜敷地蔵尊に疫病退散の祈りを献げてきました。



それぞれお寺には歴史的に本来の使命があります。




当寺では昔より身代釜敷地蔵尊に厄除け、病除け、災難除け願いで多くの方のお参りがありました。




今一度、勝念寺本来の姿に戻そうと頑張っています。




このようなお話を檀家さんにしました。



境内では芙蓉も刈取り、シュウメイギクが咲いています。















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