テレビ局のオファー



令和2年4月8日(水曜日)
釜敷地蔵尊供養会を勤めます。
10時30分より法要開始

当日は午前10時より午後3時まで
織田信長公より賜る宝物を公開します。


織田信長公より賜る閻魔法王自作像についてテレビ局から紹介したいと過去に何度かオファーがありました。
しかし全て没になりました。ディレクターと話をしているとテレビ局の思惑と寺側の思いに食い違いがあるからです。



テレビ局としては番組を盛り上げたい、閻魔像について何かストーリーやエピソードを紹介して欲しい。
それを歌舞伎俳優やタレントと住職が話をするという形にしたいということです。



何故、閻魔像なのか、信長と閻魔なればイメージが合う、そこを住職に紹介して欲しいということです。



それは此方が一番知りたいところです。しかし記録が在りません。
織田信長公から閻魔像を賜ったという記録や古文書は有るのですが、「何故、閻魔か」という記録はありません。



開山貞安上人が信長公から賜った時に「何故、閻魔か」と聞ける雰囲気では無かったと思います。恐らく有難く頂戴しただけでしょう。



当初、織田信長公より賜ったということは檀家さんにも信じてもらえませんでした。古文書や記録で事実を淡々と紹介するだけでした。

閻魔像縁起の論文や京都市の駒札が上がってようやく信じてもらえるようになりました。





テレビで「何故、閻魔か」の問いに住職の妄想を話して、「織田信長公より賜った」ということも妄想になれば大変です。

それでテレビ局の話は没になりました。寺側としては事実を淡々とドキュメンタリー風に紹介して頂ければ有難いのですが。
それでは番組が成り立たないそうです。感動的な話にもって行きたい。



NHK「その時歴史が動いた」のエンディングのように!













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