令和元年度浄土宗寺院大公開3
10月5日(土曜日)6日(日曜日)
午前10時より午後3時まで
京都浄土宗寺院特別大公開で織田信長公より賜る多羅観音菩薩像を公開します。
当寺の多羅観音はチベット仏教で祀られる緑ターラという仏様です。
戦国時代 織田信長公より賜ったと伝える、日本ではほとんど無い珍しい仏様です。
関西大学大学院 索南卓瑪さんが論文『東アジア仏教における多羅信仰と文化交渉』 「第四節 京都勝念寺における多羅観音菩薩」(180p~190p)で勝念寺の多羅観音は中国の元の時代から明代初期(13世紀後半から14世紀)の造像と推定されると述べられました。
特徴はネパール芸術の影響を受けている。
1、小さく持ち運びに便利なため流伝が広い。
2、赤銅で宝石が嵌め込まれていて、金鍍金である。
3、関節の所は簡単に装飾し、衣装は体に張り付いている。
4、顔の形が逆三角形であり、豊満である。
勝念寺の多羅観音の特徴と同じです。