令和元年度浄土宗寺院大公開1




令和元年10月5日(土曜日)6日(日曜日)
午前10時より午後3時まで
京都浄土宗寺院特別大公開で織田信長公より賜る閻魔法王自作霊像を公開します。



勝念寺開山貞安上人は天正七年(1579)に安土で織田信長公から閻魔法王自作像を賜りました。



この閻魔像に付属する縁起によると、平清盛のころ慈心坊尊恵が閻魔法王から松材にて制作した自作像を賜り、伊賀上野に安置して亡くなりました。






数百年の後、信長公が伊賀からこの閻魔像を手に入れ貞安上人に授けました。





では何時、信長公はこの閻魔像を手に入れたのでしょうか。

鍵は天正年間に起こった「天正伊賀の乱」にあると思います。
信長の次男織田信雄は天正六年(1578)伊賀の土豪の手引きにより伊賀丸山城を修築しました。しかし反撃に合い敗退しました。翌天正七年に信雄は八千の兵を率いて伊賀に侵攻しましたが再び敗退しました。(第一次天正伊賀の乱)



天正九年(1581)信長公は再び信雄を総大将に五万の兵で伊賀の国を攻撃し制圧しました。多くの村や寺院が焼き払われました。(第二次天正伊賀の乱)

この戦乱の中で信長公は閻魔像を手に入れたのではないかと思われます。













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