令和元年度浄土宗寺院大公開2
10月5日(土曜日)6日(日曜日)
午前10時より午後3時まで
京都浄土宗寺院特別大公開で織田信長公より賜る閻魔法王自作霊像を公開します。
当寺の閻魔像は信長公より賜るまでは伊賀上野に安置されていました。
伊賀上野には天台宗の常住寺があります。ここのお寺にも慈心坊尊恵所縁の閻魔自作像があります。
伊賀上野の常住寺の閻魔像については
昭和女子大学
阿部美香先生の「唐招提寺蔵『伊州長田十王堂供由緒書』について」という論文に詳しく書かれています。
「唐招提寺蔵『伊州長田十王堂供由緒書』
この論文によると、天正9年の伊賀の乱で常住寺は焼失しました。
慶長七年(1602)に「筒井定次が、亡母の三十三回忌にあたり、常住寺の伽藍を再興して、本尊たる十王像を彫刻し供養をおこなう。」とあります。
常住寺の閻魔像と勝念寺の閻魔像がどのような関係が有るのか今は分かりませんが今後の研究テーマです。