令和2年「ネットで大公開」(1)

 

令和2年9月30日(水曜日)

「ネットで大公開」(1)



例年当寺では10月初めの土日に京都浄土宗寺院特別大公開に参加しての宝物公開を行ってきましたが、今年はコロナウイルス感染症拡大のため止む無く中止となりました。



そこでネットで宝物の公開とします。



そもそも当寺で宝物の公開を行うことに成ったのは、余りにも勝念寺が知られていない。



檀家様も御存じ無い。古い檀家さんのお年寄りに織田信長云々と言っても信じてもらえなかったことにショックを受け、



現住職が住職就任した時に真っ先に、お彼岸やお盆の時などに織田信長公より賜った閻魔像等開帳して



檀家さんに勝念寺の由緒などを説明したことに始まります。



それを元に写真と説明文を着けてホームページを開設しました。



そして4月8日に釜敷地蔵尊供養会を始めた時に同時に宝物の公開を行うことに成りました。



公開の趣旨はあくまで勝念寺を広く知って頂く為です。



第二次大戦以前はそれなりに知られていたそうですが、「かましきさん」という呼び名も住職の子供の頃近所のお年寄りから聞きました。



200年前文政4年(1820)に就任した第十四世 諦譽義禅上人は、在任僅か十年の間に勝念寺の由緒を調べ上げ、



織田信長公より賜った閻魔法王自作霊像の縁起を書き記し、勝念寺が一般の人に知られる基礎を創られました。



そして諦譽義禅上人の師僧 京都二条専念寺第十七世 順阿隆圓大和尚より身代釜敷地蔵尊及び閻魔法王自作霊像のお札の版木が贈られ、





以来この二像のお札が多くの人々に配られ、広く身代釜敷地蔵尊の信仰を弘められて、一般の方の勝念寺へのお詣りが増えました。





現住職はこの諦譽義禅上人の意思を継いでいます。



これから順次写真と説明をしていきます。












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