令和4年10月23日 十夜会法要を勤めました。
令和4年10月23日(日曜日)十夜会法要を勤めました。
十夜法要は念仏中心の法要です。
当寺では例年双盤を打ち百万遍念仏を称え数珠繰をしています。
しかしコロナが流行りだしてから3年前より数珠繰を中止しています。
今年はコロナが大分治まってきたので数珠繰が出来るかと思ってのですが、やはり気にする人は階段の手摺や電車のつり革を持つのも嫌という方がおられます。
そこで今年は中止して来年こそは皆で安心して数珠繰をしたいものと思います。
法要の後はお念仏についてお話ししました。
元祖法然上人は一枚起請文で理屈をこねずにただ一向に念仏をしなさいとお示し頂きました。
現代はとかく何でも論理で正当化しょうとします。しかし論理に振り回されて本来の目標とは別の所に向かうことがあります。
仏教は智恵の宗教とも言われ、とかく理屈ぽくなりがちです。その為、お経を論理的に追及していくと仏様の教えとは別の方向にいくこともあります。
そこで「法句経」七仏通誡偈で「諸悪莫作 衆善奉行 自浄其意 是諸仏教」(諸々の悪をなさず多くの善を行う、そうすれば自ずと心は浄まる、それが仏の教えである)と仏教の基本を示して戒めとしています。
法然上人も「理屈をこねずに仏を信じてただ一向に念仏すべし」と教えておられます。素直な心でお念仏申したいものです。
外は萩を刈り取りスッキリとした庭になっています。
八幡様の周りにホトトギスとツワブキそしてシャガを植えました。
今はホトトギスの青い花がもう少しすればツワブキの黄色い花が、そして春にはシャガの奇麗な花が咲きます。
細やかですが季節を感じる庭にしていきたいと思います。時々覗いて下さい。