令和6年10月6日 令和六年度 秋の宝物公開が無事終わりました。
令和6年10月6日(日曜日)令和六年度 秋の宝物公開が無事終わりました。
10月5日・6日の二日間の土日に宝物の公開を行いました。
今年は猛暑で萩の咲くのが遅く、なんと今が見頃のように咲いています。
今年の公開に来られた方は2倍お得!
お陰で門からは入れません。駐車場から入ってもらいました。
年に一度公開の日を楽しみに来て頂くリピータの方もおられます。
公開に来られる方の半数は当寺に萩が咲くのを御存じありません。
秋の公開は萩を刈り取ってサッパリした境内で例年お迎えしています。
それが今年は萩がワッサと茂っています。びっくりされます。
何年もこの寺に来ているのにこんなに萩が咲くのを始めて知ったと言われる方もおられます。
さて今回の公開の解説に緑多羅菩薩の秘密が解明されたと書きました。
これは多羅菩薩は女性の身体を持ったままで成仏するという誓願を発し、これを実現した女性尊とされます。
従って多くの多羅菩薩像は豊かな胸で表現されます。
しかし当寺の緑多羅菩薩の胸が小さいです。
今年4月8日の釜敷地蔵尊の時来られた方から御教示頂きました。
これは15世紀初めに現れたツォンカパ大師のチベット仏教の大改革の影響で仏像の性的特徴を強調することを避けました。
これにより当寺の多羅菩薩の胸も小さく造られました。
しかし現代の多羅菩薩はまた豊かな胸をしています。ツォンカパ大師の宗教改革は一時的なものだったのでしょうか。
この様なことを来られた方に説明しました。
他にも織田信長公がどうして閻魔像を手に入れたか、
阿弥陀如来の腰が曲がっていること、
門出八幡宮の御神体が十二神将の一体であることなどお話ししました。
興味のある方は熱心に聞いて頂けました。
当寺はお陰様で色んな方面のお方に来て頂けます。
釜敷地蔵尊にお参りされる方、多羅菩薩を信仰されている方、閻魔様に興味ある方、
織田信長に興味ある方、或いはカエルや石のお地蔵様また花など写真を撮りに来られる方など。今年も色んなお方に来て頂けました。新しい御縁が出来ました。感謝します。