令和2年「ネットで大公開」(2)
令和2年10月2日(金曜日)
「ネットで大公開」(2)
勝念寺の宝物第一は当然本尊阿弥陀如来ですが、
勝念寺の由緒からは第一の宝物は織田信長公より賜る閻魔法王自作像とされます。
古文書から信長公より霊宝多品を賜る。その第一としてこの閻魔像を挙げています。
釜敷地蔵尊や多羅観音や他の宝物は霊宝多品即ちその他の扱いです。
今、公開で見て頂いている閻魔像は丸い筒の厨子に安置され
更に八角の厨子に入っています。
実はさらに大きな厨子に収まっていました。
この厨子は大きいので地蔵堂にありますが、内部はかなり傷んでいます。
閻魔像は本来三重の厨子に安置された大切な仏様とされました。何故この閻魔像が特別なのか、
何故信長公は閻魔像を開山貞安上人に授けたか書いたものが無いので分かりませんが、
住職は織田信長公の特別の思いと天正伊賀の乱と関係あるのではないかと考えています。