「ネットで大公開」(7)


 令和2年10月17日(土曜日)


「ネットで大公開」(7)

織田信長公から安土で貞安上人に賜った閻魔像が勝念寺に安置された経緯を時系列に帰すると。

天正7(1579)年 貞安上人は織田信長公から安土に寺領を賜り西光寺を建立し、同時に閻魔王の像を寄付されました。




天正10年(1582)本能寺の変で京に出られて、天正15年 (1587)織田信忠自刃の地二条御所の跡地に大雲院を開創し、




同時に豊臣秀吉の城下町伏見に勝念寺を開創し慶長20年まで住職されました。安土の西光寺は弟子安誉に住持されました。




慶長20年(1615)4月14日貞安上人は弟子安誉貞保上人に信長公より賜る閻魔像を譲り与えられました。




元和元年(1615)(慶長20年より改元)5月16日二条城で徳川家康公の招請を受け拝謁し、




5月末病の床に伏し、遺言をされ大雲院を法嗣の貞傳上人に附属し、


また伏見勝念寺を高弟安誉貞保上人にに附属され、終に7月17日正念往生されました。




そして勝念寺第二世安誉貞保上人は安土西光寺より伏見勝念寺に移られました。




この時織田信長公より賜る閻魔像や他の霊宝も勝念寺に移されたものと思います。




開山貞安上人が弟子安誉貞保上人に閻魔像を譲り与えた書状があります。




次回この譲与状を見て頂きます。特に表装を見て頂きたいです。


「ネットで大公開」の目玉になります。今回が初公開です。












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